医療用ウィッグの選び方

自然なアレンジで医療用ウィッグを楽しもう

医療用ウィッグを根元だけ染めると自然な仕上がりになります

根元を染めて自然な仕上がり 医療用ウィッグを着用していることがばれないためには、色合いに気を付けることが大切です。たとえば、黒色の医療用ウィッグは不自然に見えることが少なくありません。日本人の髪の毛は黒色というイメージがあるかもしれませんが、厳密に言えば真っ黒ではありません。
しかし、医療用ウィッグでは塗料で真っ黒に染めてしまうので、あまりにも黒々としてしまい、不自然な感じを与えてしまう可能性があります。
では、茶色に染めた医療用ウィッグはどうでしょうか。染め具合にもよりますが、少し茶色が入っているほうが自然な感じです。ただ、その場合でも根元の3〜5センチを自毛と同じくらいの暗さに染めると、より自然な仕上がりになります。根元を染めるメリットが他にもあります。
たとえば、万一ウィッグが動いたり、めくれてしまったりした時には、土台のネットが見えにくくなります。また、生え際の自毛を少し出す感じで着用する際に、自毛とネットの境目がわかりにくくなります。

医療用ウィッグは自分の頭に合うサイズに調整しましょう

医療用ウィッグは自分の頭に合うサイズに調整しましょう 医療用ウィッグを選ぶ際に最も大切なことのひとつに、頭にしっかりフィットしているかどうかということがあります。大きさがが合っていないと、ズレたり風で飛んだりといったことがないかと心配で外出が億劫になったり、不要なストレスをためたりすることになりかねません。医療用ウィッグを購入の際は、必ず試着してサイズを調整し、合わせましょう。
ただし、ここで注意が必要なのが、脱毛度合いに応じて頭のサイズは変化するということです。脱毛が進行するとサイズは小さくなりますし、自髪が回復し始めると大きくなります。その都度、ウィッグを適正に調整する必要があります。
医療用ウィッグには、既製品・セミオーダー品・フルオーダー品がありますが、既製品の場合はアジャスターで頭周のみ調整できるというものがあります。しかし、これでは髪が減って小さくなった時にうまく調整しきれず、隙間ができてしまう可能性があります。全体の再調整が可能なウィッグを購入するようにしましょう。